『アライブ』4話のあらすじや感想。京太郎はグリーフケアで立ち直れる？

2020/01/24 2020/02/04

松下奈緒さん主演ドラマ『アライブ　がん専門医のカルテ』

3話ではついに、心の夫・匠が亡くなってしまいました。

夫の死という悲しみの中、

気丈に振る舞う心に、

”グリーフケア”が立ちはだかります。

心同様、深い悲しみの中にいる京太郎に、

心はどのように寄り添っていくのでしょうか？

◆

ドラマ『アライブ　がん専門医のカルテ』4話の

あらすじやキャスト、

視聴された方の感想、

見逃し動画を無料で視聴できる方法

などについてまとめました。

『アライブ　がん専門医のカルテ』4話のキャスト

恩田　心役…　松下奈緒
《横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医》
梶山　薫役…　木村佳乃
《優秀な外科医。あることがきっかけで、心が勤務する病院に移動してくる。》
結城涼　役…　清原翔
《横浜みなと総合病院の研修医。医師家系のエリートで、クールで冷静沈着だが、実は熱い思いを持っている。》
夏樹奈海　役…　岡崎紗絵
《横浜みなと総合病院の研修医。小児科医を目指している。前向きで努力家だが、時にから空回りすることも。》
光野守男　役…　藤井隆
《横浜みなと総合病院腫瘍内科の医師。イクメン。容器で朗らかな性格で、患者からの信頼も厚い。》
阿久津晃　役…　木下ほうか
《横浜みなと総合病院腫瘍内科の部長。科の立ち上げた人物。あっけらかんとした人柄で、楽天家。》

◆

佐倉莉子　役…　小川紗良
《横浜みなと総合病院の患者。乳がんで、乳房全摘出を余儀なくされているが、手術することに迷いがある。》
高坂民代　役…　高畑淳子
《横浜みなと総合病院で心が担当している患者。全身がんだが、自身の病状に関して独自の生死感を持っている。情報通。》

◆

恩田匠　役…　中村俊介
《心の夫。3か月前に事故に遭い、未だに意識が戻らない。》
恩田漣　役…桑名愛斗
《心の息子。》
恩田京太郎　役…　北大路欣也
《匠の父。ベテラン脚本家で、数々のヒット作を手がけてきた。大らかで茶目っ気のある性格。》

◆

関河隆一　役…　三浦翔平
《物語に大きな影響を与える謎の男。》
須藤進　役…　田辺誠一
《薫が以前勤めていた関東医科大学付属病院の消化器外科副科長。》

『アライブ　がん専門医のカルテ』4話のあらすじ

心(松下奈緒さん）の夫・匠(中村俊介さん）が亡くなり、

葬儀が執り行われます。

その夜、心は息子の漣(桑名愛斗さん）、匠の父・京太郎(北大路欣也さん）と

3人で夕飯の食卓を囲みます。

京太郎が作ったのはカレーでした。

「恩田家秘伝の特製カレーだ」

「このカレーはな、パパが大好きだったんだ」

それを聞き、情緒が不安定な漣は

「食べたくない」と言い出し、気落ちする京太郎。

気丈に振る舞う心は、わずか数日で仕事に復帰。

むしろ、以前より増して熱心に仕事に取り組む心を目の当たりにして、

戸惑う同僚たちに

「仕事してる方が気が紛れるので｡

心配な患者さんもいますしね」と、

吹っ切るように仕事する心を

薫(木村佳乃さん）も心配して声を掛けます。

薫に、作家を志していた匠とは事故の前から上手く行っていなかったのだ、

と打ち明ける心。

「ねえ、私にできることがあったら何でも言ってね」

「ありがとう」と言って立ち去る心の昼食は、

ほとんど手がつけられていないのでした。

ろくに食事も摂らないまま心が仕事に戻る交番から連絡が入ります。

心が交番に駆けつけると、京太郎が保護されていました。

「すまないねぇ｡必要ないって言ったんだけど」

「大分酔っているようでしたので、

念のためご連絡させていただきました」と、

巡査が指し示した場所。

京太郎が保護されたのは、匠の事故現場でした。

現場に行き、無性に腹が立ってきたのだ、と自虐的に笑う京太郎。

そこへ、偶然通りかかった編集者が、作家である京太郎に挨拶をします。

「今後とも、よろしくお願いいたします」

事故現場のすぐ近くに出版社があったことを知った心は、

自宅へ戻ると匠のPCを確かめます。

すると、PCには小説の原稿が保存されていたのでした。

自分に内緒で小説を書いていたことを知り、動揺する心。

「本当に大丈夫？」

職場で薫に尋ねられ、「分からない」と答える心。

「お義父さんの様子がおかしいの｡精神的に参ってるみたいで」

「私だけはしっかりしなきゃいけないのに」

匠の事で変調を来した心を前に、薫にも為す術がありません。

「やっぱり私、おかしいね｡医者のくせに」

京太郎に、うつの傾向が見られることを伝える心。

「深刻な症状が出る前に一度精神科を受診してみませんか？」

「すごいね、心ちゃんは」

「医者ってのは、やっぱり強いんだね」

京太郎は、心配かけてすまないと詫びるのでした。

一方、匠の手術について、心に真実を打ち明けられないままの薫の前に、

ジャーナリストの関河(三浦翔平さん）が現れます。

「恩田匠さんの手術について調べてます」

「恩田さんの死はあなたのミスが原因ですか？」

しつこく迫る関河を振り切る薫。

ある日、心は、上司の阿久津(木下ほうかさん）に呼び出され、

グリーフケアの講義を聞きます。

「親しい人の死は人生最大のストレスなんだ｡

乗り越えることは簡単なことじゃない」

「医者も母も人｡そんなには強くないんじゃないか」

阿久津の言葉にハッとする心。

「しばらく無理しないで、ゆっくりと休みなさい」

家庭に戻り、家族と悲しみを分かち合えた心。

匠が書いていた作品を京太郎にも見せます。

「お義父さん。私、全然冷静なんかじゃないですよ

…平気なふりしてただけなんです」

やっと本音を打ち明けられた心。

家族3人で匠の死を受け入れることが出来るようになり、

自分を取り戻せた心は、改めて仕事に復帰したのでした。

「おかえりなさい、オンコロ先生」

←3話のあらすじや感想

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『グリーフケア』とは

グリーフケアは、

Grief【悲観】

Care【ケア・世話】

という単語を組み合わせた言葉で、

親族や家族・友達など親しい人との死別から、

悲嘆的な日々を過ごしている人に寄り添い、

心のケアをすることで、

その深い悲しみから立ち直ることの手助けをすることです。

◆

その深い悲しみから、

睡眠障害や抑うつ、無気力感、集中力の低下や、

探索行動などを引き起こすこともあり、

ひどい場合は、うつ病やPTSD（外傷ストレス障害）などを患う場合もあります。

◆

グリーフ・カウンセラーやグリーフケア・アドバイザーという資格を持ち、

専門家としてグリーフケアをする方もいますが、

ほとんどの場合、グリーフケアを行うのは、

家族、親族、友人など身近な人が多いようです。

◆

妻に先立たれ、幼い匠を男手一つで育ててきた京太郎は、

息子の死とどのように向き合っていくのでしょうか？

また、心はこの状況を、

どのように乗り越えていくのでしょうか？

タイトル・ゲスト一覧

	放送日	タイトル	ゲスト
1話	2020年1月9日	『原発部位が不明のがん』	石野真子・田口トモロヲ・石田明	1話のあらすじ感想⇒
2話	2020年1月16日	『知られざる、男性の乳がん』	寺脇康文・小川沙良	2話のあらすじ感想⇒
3話	2020年1月23日	『愛する家族との最期の時間』	朝加真由美・三倉茉奈	3話のあらすじ感想⇒
4話	2020年1月30日	『愛する人の死の受け入れ方』		4話のあらすじ感想⇒
5話	2020年2月6日	『離婚調停中の母と希少がん』	遊井亮子	5話のあらすじ感想⇒
6話	2020年2月13日	『がんの標準治療と民間療法』	清水くるみ・ベンガル・宮田早苗	6話のあらすじ感想⇒
7話	2020年2月20日	『孤立する高齢の親子とがん』	平田満	7話のあらすじ感想⇒
8話	2020年2月27日	『18歳の少年が抱えるがん』	萩原利久	8話のあらすじ感想⇒
9話	2020年3月5日	『妊娠中にがんになったらー』	高橋洋・落合モトキ・山田真歩	9話のあらすじ感想⇒
10話	2020年3月12日	『すい臓がんと、最後の試練』	とよた真帆・相島一之・丸山智巳	10話のあらすじ感想⇒
11話	2020年3月19日	『乳がん再発を乗り越えて』	三田寛子・佐津川愛美	11話のあらすじ感想⇒

『アライブ　がん専門医のカルテ』4話の感想

60代男性の感想

ブリーフケアについて知りました。一方的に励ますのでなく寄り添う事で、大事な点が3つあり、最初に悲しみを肯定する事。特に男性は悲しみを表に出せなくて悪化しやすいと言う様に、京太郎は自殺まで意識したようですが、恩田がカレーを作ってと呼びかけた電話に救われたようです。次に悲しみを上手く表現し想い出や感情を吐き出させること。そして仏事を行うことで死を受け入れる事です。恩田は父親に対して間違っていたと気づき、医師だから母親だからと気負いすぎず、家族との時間を大切にして休むことが大切だという阿久津の言葉には説得力がありました。恩田が京太郎に鬱だから精神科に行けと言ったのは、医者としては間違いではないが、家族としては冷たい言葉たと思いましたが最後に3人で匠の好きなカレーを食べて、パパも食べに来ていると言った蓮の嬉しそうな表情で家族の絆が深まった微笑ましい場面でした。

50代男性の感想

色々と考えさせられます。だけどめちゃめちゃ感動的な良いドラマだと思います。一番感動したのは、心先生(松下奈緒)の息子さんが悲しみで一度は食べる事ができなかったカレーライスを二度目は一生懸命に美味しそうに食べたシーンでした。こういう時は無邪気な子供には勝てないですね。良い話でした。

20代女性の感想

大切な人の死を受け入れるのが大切だという話を聞いて、悲しみを我慢するだけでなく、悲しみを共有できる家族がいることや家族の為に元気でいる事が大切な事ではないということを学びました。相手の気持ちを聞くことで感情をコントロールすることや我慢することをやめることで、前に進むことができるということを教えられました。匠が好きだったカレーを作り、匠の分も準備したことで京太郎は素直に涙を流し、自殺しようとしていたのも防げたり、子供がパパも一緒に食べているという気持ちを出せたことで、家族内で匠の死の悲しみを消そうとするのをやめ、話し合うことで家族として向き合えたのをみてよかったと思いました。距離のあった京太郎と心は匠のことを言葉にして話すシーンに感動しました。家族と笑い合うことが1番大切な心の薬になると思いました。